「医師の転職、結局どのサービスを使えばいいのか」——情報を集めるほど、かえって迷ってしまう先生は少なくありません。
大手エージェントだけでも10社以上あり、それぞれが「求人数最大級」「非公開求人多数」とアピールしているため、違いが見えにくいのが実情です。
結論からお伝えすると、医師の転職で失敗しないコツは、「大手エージェント」と「特化型エージェント」の違いを理解したうえで、自分の目的に合う1社を“軸”に据えることです。
求人を幅広く眺めたい段階では大手が、年収交渉や働き方の細かな設計まで任せたい段階では専門性の高い特化型が力を発揮します。
やみくもに何社も登録するのではなく、目的に合った軸を決めることが、満足度の高い転職への近道になります。
この記事では、主要な医師向け転職エージェント7社を中立的な視点で比較したうえで、年収・働き方・専門性など目的別の選び方を解説します。
さらに後半では、東京・埼玉・神奈川の首都圏に強みがあるS&Cドクターズキャリアが実際に支援した転職事例を、エリアごとの年収相場とあわせて具体的にご紹介します。
一般的な比較記事では得られない「現場のリアル」まで踏み込んでいますので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、転職活動の全体像(流れ・必要書類・準備期間など)を体系的に知りたい先生は、医師転職完全ガイドもあわせてご覧ください。
目次
医師転職のおすすめは「大手」と「特化型」の使い分けが結論

医師向けの転職サービスは数多くありますが、その性格は大きく2つに分けられます。
それぞれの役割を理解することが、サービス選びの第一歩です。
大手エージェントの役割:求人数と網羅性
大手エージェントの最大の強みは、保有する求人数の多さと対応エリアの広さです。
全国に拠点を持ち、常勤・非常勤・スポットまで幅広い求人を扱っているため、「まずはどんな選択肢があるのか全体像を知りたい」という段階で力を発揮します。
知名度が高く登録医師数も多いため、医療機関側も求人を預けやすく、結果として情報が集まりやすい構造になっています。
転職活動の入り口として、まず大手に登録して市場感をつかむのは理にかなった進め方です。
一方で、担当者一人あたりが多くの求職者を抱える傾向があり、提案が求人票ベースの機械的なマッチングに寄りやすいという側面もあります。
求人の「数」は得られても、その裏にある職場の実情まで深く聞き出せるかは、担当者次第になりがちです。
特化型エージェントの役割:交渉力と一次情報
特化型エージェントは、地域や領域を絞り込むことで、求人票には現れない情報の深さと交渉力を強みとします。
担当コンサルタントが医療機関の理事長・院長と直接やり取りし、職場の人間関係や経営状況、求人票に書かれていない条件まで把握したうえで提案できるのが特徴です。
「年収は維持したまま当直を減らしたい」「人間関係の良い職場がいい」といった、数字に表れにくい希望を実現するには、こうした踏み込んだ調整ができるかどうかが鍵になります。
担当者一人あたりが向き合う医師の数を抑え、登録から入職後まで一貫して伴走するスタイルをとるところが多いのも、特化型の特徴です。
結論:まず「軸となる1社」を決める
大切なのは、登録するエージェントの“数”ではなく、自分の目的に合った“軸”を持つことです。
何社も登録すると、連絡対応やスケジュール管理が煩雑になり、同じ求人に複数の経路から応募してしまう「重複応募」のリスクも生じます。
重複応募は、医療機関側がどのエージェント経由か判断できず、採用上のトラブルにつながりかねません。
そこでおすすめなのが、まず信頼できる1社を軸に据え、その担当者と深く向き合いながら進めるという方法です。
求人を幅広く見たい段階なら大手を軸に、年収・働き方・人間関係まで含めて条件を設計したいなら特化型を軸に選びます。
そのうえで、軸となる1社でカバーしきれないニーズ(たとえばスポット勤務を増やしたい等)が出てきたときに、補助的にもう1社を加えるのが、無駄なく失敗の少ない進め方です。
次章からは、まず主要な大手エージェント7社を中立的に比較し、続いて目的別の選び方、そして首都圏特化型の支援事例へと進みます。ご自身の「軸」を見つける参考にしてください。
【比較表】医師転職の主要エージェント7社
ここでは、医師の転職で広く利用されている主要エージェント7社を、運営会社とサービスの特徴を中心に中立的に整理します。
なお、大手エージェントは扱う求人の多くが重複しており、実際の使い勝手は担当コンサルタント個人によるところも大きいのが実情です。
そのため「どんな人に向くか」を一律に断定することは難しく、ここでは各社が公表している事業内容や運営体制といった事実ベースの「特徴」に絞って整理しています。
各社が公表する求人数も、集計時点や公開・非公開の別によって変動するため、数値ではなく強みの方向性で記載しています。
気になるサービスは、公式サイトで最新の情報をご確認ください。
| サービス名 | 運営会社 | 主な特徴 |
| エムスリーキャリアエージェント | エムスリーキャリア株式会社 | 医療情報サイト「m3.com」のネットワークを基盤とした情報量。常勤・非常勤を幅広くカバー |
| マイナビDOCTOR | 株式会社マイナビ | 大手人材会社の運営。全国に拠点を持ち、常勤・非常勤・スポット・産業医まで一括で相談できる |
| 医師転職ドットコム | 株式会社メディウェル | コンサルタントが医療機関へ直接訪問し、内部情報を収集。働きやすさ重視の求人に定評 |
| リクルートドクターズキャリア | 株式会社リクルートメディカルキャリア | 人材業界最大手の運営。長年のノウハウと医療機関ネットワークを持つ |
| 民間医局 | 株式会社メディカル・プリンシプル社 | 1997年からの歴史。常勤に加え非常勤・スポット求人が豊富。医師賠償責任保険など付帯サービスも |
| MRT | MRT株式会社 | Webサイト・アプリで手軽に求人検索・応募が可能。スポット勤務の活用にも対応 |
| JMC | 日本メディカルコネクション株式会社 | 丁寧なヒアリングに基づくマッチング。産業医ネットワークにも対応 |
どのサービスも、医師側は無料で利用できます(医療機関側が成功報酬を負担する仕組みのため)。
まずは気になるサービスの中から、自分の目的に最も近い1社を選んで話を聞いてみるとよいでしょう。
なお、これらの大手が「全国・大量の求人を網羅する」ことに強みを持つのに対し、特定エリアに絞って一人ひとりの条件を“設計”していくタイプのエージェントもあります。
記事後半では、首都圏(東京・埼玉・神奈川)に強みのあるS&Cドクターズキャリアの実例を通じて、特化型ならではの転職支援の中身をご紹介します。
まず年収相場や自分の市場価値だけ知りたい先生へ
具体的な転職時期が決まっていなくても、現在の経歴でどのくらいの条件が狙えるかを知っておくことは、今後のキャリアを考えるうえで役立ちます。
目的別・医師転職のおすすめの選び方

最適なエージェントは、転職で何を実現したいかによって変わります。
ここでは代表的な4つの目的別に、選び方のポイントと実際の転職事例を紹介します。
年収を上げたい医師
年収アップを最優先するなら、高年収帯の求人を多く持ち、かつ医療機関との交渉力に優れたエージェントを選びましょう。
好条件の求人は応募の殺到を避けるため非公開で扱われることが多く、個人では出会いにくいためです。
また、年収交渉はプロに任せたほうが有利な条件を引き出せる可能性が高まります。
地域の給与相場や医療機関の採用事情を踏まえた客観的な根拠に基づいて交渉してもらえるからです。
【転職事例】40代後半・男性・泌尿器科医|収入を倍以上に
お子さま3人がいずれも医学部進学を志望しており、収入を確保したいという強い希望がありました。
ただし「自由診療は避けたい」という条件付き。
体力に自信があった先生に対し、インセンティブの還元率が高く症例数も多い訪問診療クリニックをご提案しました。
結果、わずか1年で院長に抜擢され、3年でのれん分けを実現。年収は2倍以上になりました。
「訪問診療は当初まったく考えていませんでした。ステップアップが見込める求人を紹介していただき本当に感謝しています」とのお声をいただいています。
ワークライフバランス重視(当直・オンコールを減らしたい)
QOL(生活の質)を高めたいなら、当直なし・オンコールなし・週4日勤務といった条件で十分な求人を持つエージェントが適しています。
これらの条件は希望者が多く、求人の見極めと交渉が重要になります。
特に2024年4月からは、医師にも時間外労働の上限規制が適用されました。
一般の勤務医(A水準)の上限は年960時間とされていますが、厚生労働省の資料によれば、病院常勤勤務医の約4割が年960時間を超える時間外・休日労働をしているのが実態です。
こうした背景から、当直やオンコールの実態が以前より重視されるようになっています。
「当直あり」と記載があっても、実際に休めるのか(宿日直許可の有無)、オンコールの呼び出し頻度はどの程度かまで確認することが、入職後のミスマッチを防ぎます。
制度の詳細は厚生労働省「医師の働き方改革」特設ページでご確認ください。
【転職事例】50代半ば・男性・小児科医|オンコールの負担から解放
2日に1回のオンコール対応が続き、体力的にも精神的にも限界を感じていらっしゃいました。
そこで、オンコール対応を大学医局に委ねている専門病院をご提案。
ちょうど小児科部長職を求めていたタイミングと重なり、年収アップも実現しました。
「通勤距離は増えましたが下り方向なので体力的に楽です。オンコールもなくなり、安らげる時間が増えました」と話してくださいました。
女性医師・育児との両立
出産・育児とキャリアを両立したい女性医師には、時短勤務や院内保育、託児所完備といった求人を扱い、女性医師の支援実績が豊富なエージェントがおすすめです。
ライフステージの変化に理解のある担当者であれば、デリケートな相談もしやすくなります。
【転職事例】30代半ば・女性・循環器内科医|時短で常勤を実現
非常勤は収入も立場も不安定なため、育児と両立できる時短の常勤先を探していらっしゃいました。
さらに産業医も続けたいというご希望も。
健診・外来健診クリニックの求人をコーディネートし、ちょうど産業医を強化したいという施設側のニーズと合致。
交渉により時短勤務を獲得しました。
「希望を全部叶えてくれる、頼れるエージェントです。求人提案もレスポンスもずば抜けています」とのお声をいただきました。
専門性・スキルを高めたい
得意分野をさらに伸ばしたい、特定の症例を多く経験したいという先生には、その専門領域の求人に精通し、医療機関の診療体制まで把握しているエージェントが向いています。
【転職事例】40代半ば・男性・消化器内科医|内視鏡スキルを最大限に評価
ご家族の介護で当直が難しくなり、休みも増えて今の病院にいづらさを感じていらっしゃいました。
得意の内視鏡スキルを活かし、日勤帯に集中して働ける職場をご希望。
消化器専門のクリニックをご提案し、他の医師より1割多めの症例対応を業務に組み込むことで、勤務日数を1日減らしながら収入増を実現しました。
「自分の得意分野を最大限評価いただけるよう交渉してくれました。ありがたいです」と話してくださいました。
首都圏での転職を検討中の先生へ
「この希望は叶うのか」「自分の場合はどんな選択肢があるのか」——まずは気軽にご相談ください。
S&Cに無料で相談してみる(面談は電話・Web・対面から選べます)
医師転職で失敗しないための4つの選び方

数あるエージェントから自分に合うサービスを見極めるために、押さえておきたい4つのポイントを解説します。
①求人数の多さで選ぶ
まず確認したいのが求人数です。
選択肢が多いほど、希望条件に合致する求人に出会える確率が高まります。
特に非公開求人を多く持つ大手は、思わぬ好条件を提案してくれる可能性があります。
転職活動の初期段階では、まず母数を確保するという意味で求人数の多いサービスを押さえておくとよいでしょう。
②自分の目的に合った「軸」を決める
前述のとおり、網羅性の大手と専門性の特化型は性格が異なります。
求人を幅広く眺めたいのか、それとも年収・働き方・人間関係まで踏み込んで設計したいのか——自分が転職で最も重視することを基準に、軸となる1社を選びましょう。
軸が定まっていれば、担当者とのやり取りも深まり、提案の精度が上がります。
もし軸の1社でカバーできない希望が出てきたときに、補助的に別のサービスを加える形が効率的です。
③コンサルタントの専門性・サポート力で選ぶ
担当コンサルタントの質は、転職の満足度を大きく左右します。
医療業界への知見が深く、希望を正確に理解してくれるか、レスポンスは早いか、初回面談でキャリアプランを丁寧にヒアリングしてくれるかを見極めましょう。
もし相性が合わないと感じたら、多くのエージェントで担当者の変更が可能です。
遠慮なく申し出ることが、活動の質を保つうえで大切です。
④求人票にない「内部情報」を持っているか
最後に、そして実は最も見落とされがちなのが、求人票に書かれていない内部情報を持っているかどうかです。
給与や勤務地といった表面的な条件は求人票で分かりますが、職場の人間関係、経営の安定性、診療体制の実情、交渉の余地といった情報は、医療機関と深い関係を築いているエージェントでなければ把握できません。
「年収を維持しながら負担を減らす」「非公開ポジションを狙う」「人間関係まで重視する」といった、数字に表れにくい条件をすり合わせるには、医療機関の意思決定者と直接調整でき、求人を“設計”できるエージェントの存在が欠かせません。
この観点は、次章で紹介する首都圏の支援事例で具体的にイメージしていただけます。
【首都圏のリアル】S&Cドクターズキャリアの転職支援事例

ここからは、東京・埼玉・神奈川の首都圏に強みのあるS&Cドクターズキャリアが、実際にどのような転職を支援してきたのかを、エリアごとの実績・年収相場・具体的な事例とともにご紹介します。
一般的な比較記事では得られない、現場の解像度の高い情報です。
S&Cドクターズキャリアは、医師専門の転職&採用支援を行う株式会社S&Cが運営するサービスです。
代表コンサルタントの渡邊崇(わたなべ・たかし)をはじめ、業界経験5年以上で、自らも転職によりキャリアアップを実現したコンサルタントのみが在籍し、登録から入職後まで一貫して伴走するスタイルを特徴としています。
大手が「求人数・情報量による機械的なマッチング」を強みとするのに対し、S&Cは担当者が理事長・院長と直接調整を行い、求人票にない条件まで含めて“設計”する点に強みがあります。
年収を高くするだけでなく、「年収を維持しつつ負担を減らしたい」「非公開ポジションを狙いたい」「人間関係まで重視したい」といった、数字に表れにくい条件のすり合わせを得意としています。
S&Cドクターズキャリアが向いている方・向いていない方
サービスの性格には向き不向きがあります。
誠実にお伝えするために、以下に整理します。
向いている方
・条件交渉だけでなく、働き方や人間関係まで含めて設計したい
・転職のプロに、非公開ポジションや求人票にない条件交渉まで任せたい
・担当者と長期的な関係を築きながら転職活動を進めたい
向いていない方
・スポット勤務の掛け持ちを増やしたい
・今すぐ大量の求人を一括で見比べたい
これらに当てはまる場合は、前章で紹介した大手エージェントのほうが適しています。
逆に「腰を据えて納得のいく転職をしたい」という先生には、S&Cのような特化型が力になれます。
東京エリアの実績と事例
東京エリアでは、これまで約600名の転職支援実績のうち約300名を支援し、非公開求人も豊富に保有しています。
年収相場(東京エリア)
- 平均的な年収レンジ:1,800万〜2,000万円
- 高年収実績(最高額):3,000万円
- 需要が高い診療科:内科、訪問診療科、消化器内科
近年は訪問診療の求人が増加傾向にあります。
東京の医師転職市場の全体像(エリア別の求人傾向や年収相場)は、東京の医師転職を成功させる完全ガイドで公的データをもとに詳しく解説しています。
【東京エリアの転職事例】50代後半・男性・麻酔科医
麻酔ガイドラインから外れたやり方が横行している職場環境に疑問を感じ、転職を決意されました。
千葉県の病院(麻酔科部長・年収1,800万円)から、ガイドラインを遵守する医療機関をサーチ。
急募の一般病院が見つかり、東京都内で麻酔科部長・年収2,000万円と給与アップにも成功しました。
「通勤距離は少し増えましたが、業務での安心感が増しました」とのお声をいただいています。
【東京エリアの求人例】
- 江東区/整形外科/クリニック:週4日・想定年収2,000万円(管理医師)。外来のみ・オペなし・当直なしで働きやすく、駅から徒歩5分以内でアクセス良好。
- 調布市/産婦人科/クリニック:週5日・想定年収3,000万円(副院長)。当直・オンコールなしも相談可能。熟練のコメディカルが多数在籍し、安心・安全なチーム医療を実現。
埼玉エリアの実績と事例
埼玉エリアでは、これまで約500名の転職支援実績のうち約200名を支援しています。
年収相場(埼玉エリア)
- 平均的な年収レンジ:1,900万〜2,350万円
- 高年収実績(最高額):3,300万円
【埼玉エリアの転職事例】60代後半・男性・透析内科医
常勤先が契約終了となり、新たな勤務先を探していらっしゃいました。
千葉県中部の常勤(年収2,400万円)から、埼玉県南部の透析クリニックへ。
管理医師・年収2,500万円という条件に加え、祝日を休みにしたいというご希望に沿うよう、非常勤医師の確保まで含めて業務を調整しました。
「残り少ない医師人生が充実するように業務設計をしていただきました」と話してくださいました。
【埼玉エリアの求人例】
- 戸田市/内科/精神病院:週4日・想定年収1,800万円(常勤医)。定年がなく体力が続く限り常勤医として勤務可能。当直・オンコールなし。
- さいたま市岩槻区/内科・糖尿病内科/ケアミックス:週5日・想定年収2,000万円(常勤医)。当直免除可、オンコール・残業なし。大宮から15分の駅近。
神奈川エリアの実績と事例
神奈川エリアでは、これまで約300名の転職支援実績のうち約150名を支援しています。
年収相場(神奈川エリア)
- 平均的な年収レンジ:1,800万〜2,100万円
- 高年収実績(最高額):3,000万円
神奈川エリアでも、首都圏共通の傾向として訪問診療の求人が増えています。
神奈川県内のエリア特性や年収相場の詳細は、神奈川で医師が転職するにはで公的統計をもとに解説しています。
【神奈川エリアの求人例】
- 横浜市戸塚区/内科・総合診療科/ケアミックス:週4〜5日・想定年収1,500万円〜(常勤医)。急性期で培ったスキルを維持しつつ、家庭も大事にできる。グループ内連携が整っている。
- 相模原市中央区/訪問診療科/クリニック:週4〜5日・週5日の場合は想定年収3,000万円以上も可(常勤医)。訪問診療未経験でも活躍できるバックアップ体制があり、貢献を待遇面に反映。
S&Cが「設計」した転職事例
エリアを問わず、S&Cが医療機関側と踏み込んだ調整を行うことで実現した事例もご紹介します。
【転職事例】40代半ば・男性・精神科医|外来スキルを高めたい
病棟よりも外来のスキルを高めたいというご希望でした。
茨城の精神病院(年収2,000万円)から、1診制から2診制への体制強化を予定しているクリニックをご提案。
東京都内で年収2,100万円の常勤医として転職されました。
「経験豊富な院長のもとで外来スキルを高められています」とのお声をいただいています。
【転職事例】30代後半・女性・消化器内科医|育児との両立
近くに保育所がなく、育児との両立が難しい状況でした。
東京の私立大学医局員(年収1,400万円)から、院内保育または近隣保育所と提携している医療機関をサーチ。
千葉の一般病院へ、週4日・時短勤務に業務設計したうえで常勤医として転職されました。
「子どもを育てながら医師としてのスキルを高めることができて嬉しいです」と話してくださいました。
このように、S&Cの支援は「求人を紹介して終わり」ではなく、医療機関側の体制やタイミングまで読み取り、先生一人ひとりの事情に合わせて条件を組み立てていく点に特徴があります。
こうした“設計型”の転職は、求人票を眺めるだけでは見えてきません。
首都圏で年収・働き方・専門性のいずれかにこだわりたい先生は、まず一度、現状の希望を整理するところから始めてみてください。
医師転職エージェントを最大限に活用する5つの使い方

エージェントは受け身で使うと効果が半減します。
主体的に活用して成功確率を高めるための5つのコツを紹介します。
①必要に応じて、補助的に別のサービスも見てみる
軸となる1社を決めたうえで、その1社でカバーしきれない希望(特定エリアの求人、スポット勤務など)が出てきたら、補助的に別のサービスも見てみましょう。
ただし、やみくもに何社も登録すると連絡対応が煩雑になり、重複応募のリスクも高まります。
あくまで「軸を主、補助を従」とし、各サービスでどこに応募したかは必ず記録しておきましょう。
②経歴や希望条件は具体的に伝える
希望は具体的に伝えるほど、精度の高い求人提案につながります。
「給与は高いほうがいい」ではなく「現在1,600万円なので1,800万円以上を希望、2,000万円以上なら前向きに検討」のように、数字や優先順位まで添えると、ミスマッチを防げます。
③担当者からの連絡には迅速に返信する
レスポンスの早さは、担当者にあなたの転職意欲の高さを伝えます。
コンサルタントは多くの医師を同時に担当しているため、反応の早い方ほど良い求人を優先的に紹介してもらいやすくなります。
求人紹介には、遅くとも24時間以内を目安に返信するのが理想です。
④紹介された情報は自分の目でも確かめる
エージェントの推薦コメントは重要な参考情報ですが、鵜呑みにせず、面接や施設見学で自分の目で確かめることが大切です。
可能であれば、実際に一緒に働く同僚や上司と話す機会を設けてもらいましょう。
⑤条件交渉など任せられる部分は積極的に頼る
年収や勤務条件など、自分では言い出しにくい交渉事はプロに任せましょう。
地域の給与水準や医療機関の事情を踏まえ、客観的な立場で交渉してもらえるため、個人で行うより有利な条件を引き出せる可能性が高まります。
医師転職エージェントのメリット・デメリット

利用前に、メリットと注意点の両方を把握しておきましょう。
4つのメリット
・非公開求人に出会える:応募殺到を避けたい求人や、重要ポジションの極秘募集など、一般には出回らない求人を紹介してもらえます。
・条件交渉を代行してくれる:年収・勤務時間・役職などの交渉を、相場を熟知したプロが代行します。
・転職活動の手間を削減できる:応募書類の添削や面接日程の調整を任せられ、多忙な診療の合間でも活動を進められます。
・客観的なアドバイスをもらえる:多数の医師を支援してきた専門家から、自身の市場価値やキャリアの可能性について客観的な視点を得られます。
2つのデメリットと回避策
担当者との相性が合わない場合がある:知識やコミュニケーションの相性は人それぞれです。複数社に登録して比較する、合わなければ担当者変更を申し出ることで回避できます。
自分のペースで進めにくいことがある:熱心な担当者から連絡が多いと感じる場合は、初回面談で「情報収集の段階」「自分のペースで進めたい」と温度感を明確に伝えておきましょう。
医師転職の流れ5ステップ
エージェントを利用した転職は、おおむね以下の流れで進みます。
S&Cドクターズキャリアの場合を例に、具体的なステップを見てみましょう。
1.お問い合わせ・登録:フォームから申し込みます。個人情報は厳重に管理されます。
2.連絡・面談日程の調整:基本的に当日中に連絡があり、キャリア面談の日程を調整します。
3.キャリア面談:キャリアプランや希望条件を詳しくヒアリングします。面談は先生の都合のよい場所のほか、Webや電話でも対応可能です。
4.求人提案・施設見学:希望にマッチした求人を提案し、見学・面談日程を調整します。当日はコンサルタントが同行してサポートします。
5.条件交渉・入職:オファー条件の交渉を行い、入職へ。S&Cでは、転職決定後の退職手続きや入職後のフォローまで必要に応じてサポートします。
このヒアリングのステップが、後に提案される求人の質を左右します。
キャリアプランが漠然としていても問題ありません。
相談しながら方向性を固めていきましょう。
医師転職に関するよくある質問(FAQ)
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Q. 医師転職におすすめのエージェントはどこですか?
一概に「ここが一番」とは言えず、目的によって最適な選択は変わります。
まず業界最大級の選択肢から探すなら大手エージェント、年収や働き方を細かく設計したいなら特化型エージェントが向いています。
やみくもに何社も登録するより、自分の目的に合う1社を軸に定め、相性のよい担当者とじっくり進めるのが、後悔しない選び方です。
Q. なぜ無料で利用できるのですか?
転職エージェントは、採用が決まった医療機関側から成功報酬を受け取るビジネスモデルだからです。
職業安定法により、求職者から手数料を徴収することは原則禁止されているため、医師はキャリア相談から求人紹介、条件交渉まで無料で利用できます。
Q. 転職活動が今の職場に知られることはありませんか?
許可なく現在の職場に情報が伝わることはありません。
転職エージェントには個人情報保護法および職業安定法に基づく守秘義務があり、応募の許可を得た医療機関以外に情報が開示されることはありません。
Q. 担当コンサルタントと合わない場合、変更は可能ですか?
ほとんどのエージェントで担当者の変更が可能です。
相性は転職活動の成否を左右する重要な要素のため、合わないと感じたら、問い合わせフォームやサポート窓口から遠慮なく変更を申し出ましょう。
Q. 非公開求人とは何ですか?
採用サイトや一般的な求人サイトでは公開されていない求人のことです。
医療機関が「応募の殺到を避けたい」「院長候補などの重要ポジションを極秘で募集したい」といった理由で非公開にします。
医療機関と信頼関係を築いているエージェントだからこそ、こうした求人を紹介できます。
Q. 複数回転職していると不利になりますか?
一概に不利とは言えません。
重要なのは、転職理由に一貫性があり、キャリアアップにつながっていると合理的に説明できるかどうかです。
多様な経験はスキルや対応力を高めるポジティブな要素にもなります。
伝え方をコンサルタントに相談し、説得力のある説明を準備しましょう。
まとめ:自分に合う組み合わせで後悔のない医師転職を
医師の転職を成功させる鍵は、登録するエージェントの“数”を増やすことではなく、自分の目的に合った「軸となる1社」を見つけることです。
求人を幅広く眺めたい段階なら、まず大手エージェントで市場の全体像をつかみましょう。
そのうえで、年収交渉や働き方の細かな設計、求人票にない内部情報まで踏み込んでほしい場合は、専門性の高い特化型エージェントを軸に据えるのが効果的です。
軸が定まれば担当者との関係も深まり、納得のいく意思決定につながります。
特に首都圏(東京・埼玉・神奈川)で、年収・働き方・専門性のいずれかにこだわった転職をお考えなら、医療機関の意思決定者と直接調整し、先生一人ひとりの条件を“設計”するS&Cドクターズキャリアにご相談ください。
本記事でご紹介したように、訪問診療への転身で収入を倍増させた事例、オンコールの負担から解放された事例、育児と両立しながら常勤を実現した事例など、数字だけでは測れない「良縁」を数多く支援してきました。
いますぐ転職をお考えの先生も、まだ迷われている先生も、まずは情報収集の一歩として、お気軽にご相談ください。
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ご相談には24時間以内にご連絡します。
この記事の監修者
渡邊 崇(わたなべ・たかし) 株式会社S&C 代表取締役/S&Cドクターズキャリア 代表コンサルタント
国内大手メディア(報道)、大手不動産(経営企画・営業)、外資系メディア(報道・イベント主催)を経て、大手総合人材会社で医師・看護師紹介事業の営業責任者を務める。2016年より医師紹介事業に特化し、取締役・専務取締役を歴任。2019年より現職。これまで医師の転職・非常勤支援を1,000人以上、採用を支援した医療機関は1,000施設以上に上る。医師専門エージェントとして、求人票に載らない条件交渉・非公開ポジションの獲得・キャリア戦略の伴走を強みとする。
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出典
- 厚生労働省「医師の働き方改革」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/ishi-hatarakikata_34355.html ※2024年4月より医師の時間外労働の上限規制(一般の勤務医=A水準で年960時間)を含む新制度が施行された旨を記載(参照日:2026年6月)
※本記事内の転職事例・エリア別実績・年収相場・求人例は、S&Cドクターズキャリアの支援実績に基づくものです。個人が特定される情報は伏せて掲載しています。各転職エージェントの特徴は、2026年6月時点で各社公式サイトを参照しています。