「自分の給料は適正なのだろうか?」
「同年代の医師はどれくらい稼いでいるのか?」
医師として日々の診療に追われる中で、ふとそんな疑問を抱くことはありませんか?
年収や給与は、キャリアを考える上で重要な要素の一つです。
本記事では、厚生労働省の最新統計調査データをもとに、医師の年収を診療科別・年代別・地域別にランキング形式で徹底比較します。
さらに、平均値と中央値の違い、手取り額の実態、年収格差が生まれる理由、そしてS&Cドクターズキャリアが支援した年収アップの実例まで、データに基づいて詳しく解説します。
目次
- 1 医師の平均年収は約1,338万円【最新データ】
- 2 平均値と中央値の違いとは?
- 3 医師の手取り年収はいくら?
- 4 年代別の医師年収ランキングと経験年数の関係
- 5 診療科別の医師年収ランキング【外科系・内科系・その他】
- 6 都道府県別の医師年収の違いと地域格差
- 7 経営母体別の医師年収比較【大学病院・民間病院・国公立】
- 8 勤務医と開業医の年収比較
- 9 男女別の医師年収格差とその理由
- 10 医師が年収をアップさせる具体的な方法
- 11 アルバイト医師の時給・日給相場
- 12 フリーランス医師の年収は本当に高いのか
- 13 📃年収アップを実現した転職事例【S&C実例】
- 14 よくある質問(FAQ)
- 15 まとめ:年収・やりがい・働き方のバランスを考える
- 16 S&Cドクターズキャリアについて
医師の平均年収は約1,338万円【最新データ】

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、医師の平均年収は1,338万円でした。
男女別の平均年収
| 区分 | 平均年収 | 平均年齢 | 勤続年数 |
| 男女計 | 1,338万円 | 44.1歳 | 7.5年 |
| 男性 | 1,449万円 | 45.8歳 | 7.8年 |
| 女性 | 1,038.8万円 | 39.4歳 | 6.6年 |
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
男性医師の方が平均年収が高い傾向にありますが、これは女性医師の平均年齢が若いことや、ワークライフバランスを重視した働き方を選択している医師が多いことが影響していると考えられます。
男女の年収格差については後ほど詳しく解説します。
過去5年間の年収推移
医師の平均年収は過去5年間で以下のように推移しています。
| 調査年度 | 平均年収 |
| 令和6年 | 1,338万円 |
| 令和5年 | 1,436.5万円 |
| 令和4年 | 1,428.8万円 |
| 令和3年 | 1,378.3万円 |
| 令和2年 | 1,440.3万円 |
出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」各年度版
年度によって多少の変動はありますが、概ね1,300万円台から1,400万円台で推移しており、医師は全職業の中でも高収入の部類に入ります。
全職業との年収比較
参考までに、他の職業と比較してみましょう。
| 順位 | 職業 | 平均年収 |
| 1位 | 航空機操縦士(パイロット) | 1,725.2万円 |
| 2位 | 医師 | 1,440.3万円 |
| 3位 | 大学教授(高専含む) | 1,073.3万円 |
| 4位 | 公認会計士・税理士 | 958.4万円 |
| 5位 | 法務従事者 | 878.7万円 |
出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
医師はパイロットに次いで2番目に収入が高い職業です。
平均値と中央値の違いとは?
年収データを見る際、「平均値」と「中央値」の違いを理解することが重要です。
平均値とは
すべての医師の年収を合計し、人数で割った値です。
極端に高い年収の医師(開業医や美容外科医など)がいると、平均値は引き上げられます。
中央値とは
すべての医師を年収順に並べたとき、ちょうど真ん中に位置する人の年収です。
極端な値の影響を受けにくく、より実態に近い年収を表します。
なぜ中央値が重要なのか
例えば、10人の医師がいて、9人が年収1,200万円、1人が年収5,000万円だとします。
- 平均値:(1,200万円×9人+5,000万円)÷10人=1,580万円
- 中央値:10人中5番目と6番目の平均=1,200万円
この場合、実態としては「ほとんどの医師が1,200万円」なのに、平均値では1,580万円と高く見えてしまいます。
自分の年収が適正かを判断する際は、中央値を参考にすることをおすすめします。
医師の手取り年収はいくら?

年収の「額面」と「手取り」は大きく異なります。
ここでは、勤務医の手取り額について解説します。
勤務医の手取り額
勤務医の給与からは、以下が控除されます。
所得税
住民税
健康保険料
厚生年金保険料
介護保険料(40歳以上)
雇用保険料
所得税は累進課税制度により、年収が高いほど税率も高くなります。
手取り額の目安
一般的に、勤務医の手取り額は額面の75~80%程度と言われています。
| 額面年収 | 手取り年収(目安) | 手取り率 |
| 1,000万円 | 750~800万円 | 75~80% |
| 1,500万円 | 1,125~1,200万円 | 75~80% |
| 2,000万円 | 1,500~1,600万円 | 75~80% |
具体例:東京在住、扶養家族3人、45歳、月収120万円の医師の場合、月の手取りは約92万円となります。
開業医の手取り額
開業医の場合、売上からさまざまな経費を差し引いた分が収入となります。
主な経費
原価(医薬品、医療材料など)
人件費(スタッフの給料、社会保険料など)
設備費(家賃、光熱費、機器のリース料、減価償却費など)
借入金の返済
事業税、消費税
これらの経費と税金を差し引いた分が、開業医の実質的な収入(手取り)となります。
年代別の医師年収ランキングと経験年数の関係
医師の年収は、経験年数や年齢によって大きく異なります。
厚生労働省のデータをもとに、年代別の平均年収を見ていきましょう。
年代別×男女別の平均年収
| 年代 | 男性 | 女性 |
| 20~24歳 | 474.5万円 | 435.8万円 |
| 25~29歳 | 751.7万円 | 639万円 |
| 30~34歳 | 952.4万円 | 1,008.4万円 |
| 35~39歳 | 1,197.3万円 | 1,011.2万円 |
| 40~44歳 | 1,840.4万円 | 1,184.8万円 |
| 45~49歳 | 1,572.1万円 | 1,309.6万円 |
| 50~54歳 | 1,704.3万円 | 1,640.6万円 |
| 55~59歳 | 1,744.7万円 | 1,463.9万円 |
| 60~64歳 | 1,826.3万円 | 1,205.1万円 |
| 65~69歳 | 1,609.4万円 | 1,399.9万円 |
| 70歳~ | 1,506.8万円 | 990.4万円 |
出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」
年代別キャリアと年収の関係
20代(~卒後5年目)|年収474万円~751万円
医学部を卒業後、初期臨床研修(2年間)を経て、専攻医として専門研修を受ける時期です。
医師として学び、経験を積む期間であるため、年収は相対的に低めです。
主な状況
初期研修医(卒後1~2年目)
専攻医・後期研修医(卒後3~5年目)
長時間労働、当直が多い
専門医資格取得を目指す
30代(卒後5年~15年目)|年収952万円~1,197万円
専門医資格を取得し、臨床現場の第一線で活躍する年代です。
当直や残業も多く、医療機関にとって大きな戦力となるため、年収は大きく上昇します。
主な状況
専門医資格を取得
医療現場の中心的存在
症例経験を積極的に積む
サブスペシャルティ資格の取得を目指す医師も
40代(卒後15~25年目)|年収1,572万円~1,840万円
医長や部長といった管理職に就く医師が増え、組織のまとめ役として活躍します。
責任のあるポジションに就くことで、年収もさらに上昇します。
特に40代前半の男性は1,840.4万円まで達し、年収の大きな伸びが見られます。
主な状況
医長、部長などの役職に就く
後進の指導・教育を担当
病院経営にも関与
高度な専門性を持つ
50代(卒後25~35年目)|年収1,704万円~1,826万円
勤務医として年収が最も高い水準を維持する時期です。
副院長や院長、教授といった上位の役職に就く医師も多く、50代前半の男性で1,704.3万円、女性で1,640.6万円となります。
主な状況
副院長、院長、教授などのトップポジション
病院経営の中心的役割
地域医療のキーパーソン
学会活動での重要な役割
60代以降(卒後35年目~)|年収1,205万円~1,826万円
定年を迎える医師も増え、当直やオンコール勤務が減少します。
役職を離れるケースも多く、年収は下降傾向になりますが、60代前半の男性で1,826.3万円と依然として高い水準を維持しており、医師の希少性の高さを示しています。
主な状況
定年退職、再雇用
非常勤医師として勤務
当直・オンコールからの解放
療養型病院や老健施設への転職も
診療科別の医師年収ランキング【外科系・内科系・その他】
診療科によっても年収には大きな差があります。
厚生労働省所管の独立行政法人労働政策研究・研修機構による調査データを見てみましょう。
診療科別の平均年収ランキング
| 順位 | 診療科 | 平均年収 |
| 1位 | 脳神経外科 | 1,480.3万円 |
| 2位 | 産科・婦人科 | 1,466.3万円 |
| 3位 | 外科 | 1,374.2万円 |
| 4位 | 麻酔科 | 1,335.2万円 |
| 5位 | 整形外科 | 1,289.9万円 |
| 6位 | 呼吸器科・消化器科・循環器科 | 1,267.2万円 |
| 7位 | 内科 | 1,247.2万円 |
| 8位 | 精神科 | 1,230.2万円 |
| 9位 | 小児科 | 1,220.5万円 |
| 10位 | 救急科 | 1,215.3万円 |
| 11位 | 放射線科 | 1,103.2万円 |
| 12位 | 眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・皮膚科 | 1,078.7万円 |
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「勤務医の就労実態と意識に関する調査」(2011年12月実施)
診療科による年収差の理由
脳神経外科・外科系が高い理由
- 緊急性の高さ:緊急手術など命に直接関わる場面が多い
- オンコール勤務:24時間体制での対応が必要
- 長時間手術:がん手術、移植手術など長時間を要する
- 術後管理:手術後の患者管理も担当する
- 高度な専門性:高度な技術と専門知識が求められる
- 医師不足:外科医の数そのものが少なく需要が高い
産科・婦人科が高い理由
- 24時間体制:分娩対応のため常に対応が必要
- 訴訟リスク:医療訴訟のリスクが高い診療科
- 高い専門性:母体と胎児の両方を診る必要がある
- ハードな勤務:夜間・休日の緊急対応が多い
麻酔科が高い理由
- 手術の安全性:患者の命を預かる重要な役割
- 高度な専門知識:薬理学、生理学の深い理解が必要
- 緊急対応:手術中の急変に即座に対応する必要がある
内科系の特徴
内科系は外来や検査中心の診療も多く、外科系と比べて労働時間が短いケースが多いため、年収は相対的に低めの傾向にあります。
ただし、循環器内科など救急対応が多い診療科は年収が高めです。
眼科・皮膚科などが相対的に低い理由
- 緊急性が低い:緊急性の高い症例が比較的少ない
- ワークライフバランス:時短勤務や週4日勤務など柔軟な働き方がしやすい
- 女性医師の比率:女性医師の比率が高く、時短勤務の割合が高い傾向
- 美容医療への転向:自由診療の美容医療へ転向する医師も多い
注目の診療科
美容外科・美容皮膚科
自由診療のため、給与体系が大きく異なります。
実績が直接給与に反映されやすく、年収2,000万円を超える医師も珍しくありません。
インセンティブ制度を導入しているクリニックが多く、売上に応じて大幅な収入増が見込めます。
透析科
慢性透析患者の増加により需要が高まっています。
人工透析は長期にわたる治療となるため、安定的な診療報酬が見込め、年収も高めの水準です。
訪問診療
在宅医療のニーズの高まりから求人数が増加しています。
24時間対応のオンコール体制を取ることが多く、その分年収も高めに設定されています。
都道府県別の医師年収の違いと地域格差
医師の年収は地域によっても異なります。
一般的に「都市部より地方の方が年収が高い」傾向があります。
地域による年収差が生まれる理由
医師不足地域の年収が高い理由
医師不足が深刻な地域では、医師を確保するために給与水準を高く設定する必要があります。
これは「需要が高く、供給が足りない」という需給バランスによるものです。
へき地や離島だけでなく、都市部でも中心部を離れると慢性的な医師不足に陥っているエリアは少なくありません。
例えば、東京都でも離島や西多摩地域では医師不足が課題となっています。
地方(医師不足地域)で働くメリット
年収面
高い年収が期待できる
若手医師でも高収入を得やすい
インセンティブ制度が充実していることも
生活面
家賃などの生活費が安く、貯蓄しやすい
通勤時間が短い
自然環境が豊か
キャリア面
幅広い症例を経験できる
地域医療のキーパーソンとして活躍できる
責任あるポジションに就きやすい
都市部で働くメリット
求人面
求人数が多く、選択肢が豊富
診療科や働き方を選びやすい
転職しやすい
キャリア面
専門性を活かした働き方がしやすい
最先端の医療に触れられる
学会活動や研究がしやすい
生活面
医療機関が充実している
教育・研修機会が多い
家族の生活環境が整っている
経営母体別の医師年収比較【大学病院・民間病院・国公立】
勤務先の経営母体によっても年収は大きく異なります。
経営母体別の平均年収ランキング
| 順位 | 経営母体 | 医師の平均年収 |
| 1位 | その他(公益法人、学校法人など) | 1,535万円 |
| 2位 | 医療法人(民間病院) | 1,506万円 |
| 3位 | 公立(都道府県立、市町村立) | 1,472万円 |
| 4位 | 社会保険関係法人 | 1,427万円 |
| 5位 | 公的(日赤、済生会など) | 1,384万円 |
| 6位 | 国立(国立病院機構など) | 1,323万円 |
出典:中央社会保険医療協議会「第23回医療経済実態調査の報告(令和3年実施)」
大学病院・国公立病院
年収の特徴
大学病院や国公立病院の年収は相対的に低めです。
特に若手医師の年収の低さが顕著で、研修医の場合、市中病院と100万円以上の差が生じることもあります。
年収が低い理由
- 不採算性医療や政策医療を担っている
- 医師教育や研究の役割が大きい
- 多くの医師を抱えており、一人あたりの給与を上げにくい
- 公務員給与規定に準じている
働くメリット
- 先進医療や研究などアカデミックな活動ができる
- 専門医などの資格を取得しやすい環境
- 公務員として手厚い福利厚生がある
- 退職金が規程に基づいて確実に支給される
- 雇用が安定している
- 社会的信用が高い
民間病院(市中病院)
年収の特徴
民間病院は勤務医の年収が最も高い水準にあります。
年収アップを目指す医師にとって、有力な選択肢となります。
年収が高い理由
- 利益追求の側面が強い
- 医師一人ひとりの担当範囲が広い
- 担当患者数が多い
- 責任が大きい
- 実績に応じた評価制度がある
注意点
- 労働時間が長くなる傾向
- 当直回数が多いこともある
- 経営状況により待遇が変動することも
クリニック(診療所)
年収の特徴
都市部を中心にクリニックの求人数が増加しています。年収は病院勤務と比べて下がることもありますが、時給換算すると実は高いケースも多いです。
クリニックで働くメリット
- 当直なし、時短勤務などワークライフバランスが取りやすい
- 通勤時間が短い
- 人間関係がシンプル
- 地域医療に貢献できる
注意点
- 一般外来中心で、専門性を活かせる環境が限られることも
- 急性期医療から離れる
- キャリアアップの機会が限られることも
勤務医と開業医の年収比較

開業医と勤務医では年収に大きな差があります。
平均年収の比較
| 区分 | 平均年収 |
| 開業医(診療所院長) | 2,763万円 |
| 勤務医 | 1,491万円 |
出典:厚生労働省「第22回医療経済実態調査(令和元年実施)」
開業医は勤務医の約1.9倍の年収があります。
開業のメリット
- 高収入の可能性:経営が軌道に乗れば、勤務医よりはるかに高い収入を得られる
- 自分のペースで働ける:勤務時間や休診日を自分で決められる
- 理想の医療を提供できる:自分の医療コンセプトを実現できる
- 定年がない:意欲があれば何歳まででも働ける
開業のデメリット・リスク
- 初期投資:開業資金(数千万円~億単位)が必要
- 経営リスク:経営がうまくいかなければ赤字になる可能性
- 資金返済:借入金の返済が長期にわたる
- 経営業務:医療以外に経営、人事、マーケティングなどの業務が必要
- 退職金なし:自分で老後資金を形成する必要がある
- 社会保険:国民健康保険、国民年金となり、将来の年金額が少ない
開業は高収入を得られる可能性がありますが、リスクも大きいことを理解しておく必要があります。
男女別の医師年収格差とその理由
医師の年収には、男女間で格差があります。
その実態と理由を見ていきましょう。
男女別の平均年収
| 区分 | 平均年収 |
| 男性 | 1,522.5万円 |
| 女性 | 1,188.3万円 |
| 差額 | 334.2万円 |
男性医師の方が平均で約334万円高い結果となっています。
年収格差が生まれる主な理由
1. 診療科の偏り
- 女性医師は年収が低めの診療科(皮膚科、眼科、小児科など)を選択する傾向
- 男性医師は年収が高めの診療科(外科系、脳神経外科など)に多い
2.勤務形態の違い
- 出産・育児により時短勤務を選択する女性医師が多い
- 当直やオンコール勤務を避ける傾向
- 常勤ではなく非常勤を選択するケースも
3.役職への就任率
- 医長、部長、院長などの役職に就く女性医師の割合が低い
- ライフイベントによりキャリアが中断されることがある
重要な視点
同じ勤務先、年齢、勤続年数、役職、診療科、勤務時間であれば、給与に男女差はないはずです。
労働基準法第4条で「男女同一賃金の原則」が定められています。
年収差は、働き方の選択の違いによるところが大きいと考えられます。
医師が年収をアップさせる具体的な方法
医師が年収をアップさせる方法は、主に以下の通りです。
1. 医師不足の地域・医療機関に転職する
医師少数地域や医師不足の医療機関は「需要が高く、供給が足りない」状況のため、年収水準が高めに設定される傾向があります。
転職のメリット
高収入が期待できる
若手医師でも高収入を得やすい
必要とされている場所で働くやりがいが大きい
幅広い症例を経験できる
責任あるポジションに就きやすい
2. 民間病院に転職する
大学病院や国公立病院から民間病院に転職することで、年収アップを実現できる可能性が高まります。
民間病院は利益を重視する傾向があり、医師一人が受け持つ患者数が多くなるなど仕事量は増えますが、それが年収として反映されます。
3. アルバイト・定期非常勤で副収入を得る
常勤の勤務に加えて、アルバイトや定期非常勤で副収入を得る方法もあります。
詳細は次のセクションで解説します。
4. 専門医資格・サブスペシャルティ資格を取得する
専門医資格やサブスペシャルティ領域の資格を取得することで、専門性が評価され、年収アップにつながることがあります。
取得のメリット
専門性が評価される
転職時の選択肢が広がる
高度な医療を提供できる
患者からの信頼が高まる
5. 役職を目指す
医長、部長、副院長、院長といった役職に就くことで、責任に見合った年収アップが期待できます。
役職手当の目安
- 医長:月5~10万円
- 部長:月10~20万円
- 副院長:月20~30万円
- 院長:基本給+経営成果に応じた報酬
6. 自由診療のクリニックに転職する
美容外科・美容皮膚科など自由診療のクリニックに転職することで、大幅な年収アップが見込めます。
メリット
- 高収入(年収2,000万円以上も可能)
- インセンティブ制度で実績が反映される
- 当直なし、規則的な勤務
デメリット
- 保険診療のスキルが低下する可能性
- 美容医療特有のスキルが必要
- 訴訟リスクもある
アルバイト医師の時給・日給相場
年収アップのために、常勤に加えて定期非常勤やスポットアルバイトをする医師も多くいます。
アルバイトの給与相場
時給:1万円~1万2千円
日給:5万円~10万円
多くの医療機関がアルバイトを時給1~1万2千円ほどで募集しています。
アルバイトによる年収増加額
半日(1コマ)5時間の場合
- 1回あたり:5~6万円
- 週1回(年間48回):240~288万円
- 月2回(年間24回):120~144万円
1日8時間の場合
- 1回あたり:8~9万6千円
- 週1回(年間48回):384~460万円
- 月2回(年間24回):192~230万円
毎週1回、半日のアルバイトなら年間200~300万円、1日のアルバイトなら年間400~500万円ほどの増収が可能です。
アルバイトの種類と給与
| アルバイトの種類 | 時給・日給 | 特徴 |
| 外来診療 | 時給8千円~1万円 | 比較的楽、初心者向け |
| 当直(救急なし) | 日給5~7万円 | 仮眠可能、負担軽め |
| 当直(救急あり) | 日給8~12万円 | 負担大、高収入 |
| 訪問診療 | 時給1万~1万5千円 | 移動時間も報酬あり |
| 内視鏡検査 | 1件5千円~1万円 | 専門性が評価される |
| 透析 | 時給1万2千円~ | 専門性、人手不足で高額 |
| 産業医 | 時給1~2万円 | 拘束時間短い、責任小 |
| 健診 | 時給5千円~8千円 | 負担軽い、人気高い |
アルバイトをする際の注意点
🚫禁止されているケース
- 初期臨床研修医(原則禁止)
- 公務員
- 就業規則でアルバイトが禁止されている
- 医局斡旋以外のアルバイトが禁止されている
⚠その他の注意点
- 確定申告が必要(年間20万円以上の副収入)
- 過労による医療ミスのリスク
- 本業とのバランスを考える
- 休息時間の確保
必ず勤務先の規則を確認してからアルバイトを始めましょう。
フリーランス医師の年収は本当に高いのか

フリーランス医師とは、どの組織にも属さず、定期非常勤やスポットアルバイトのみで生計を立てている医師のことです。
フリーランス医師の年収試算
前提条件
- 1日8時間、時給1万円のアルバイト
- 週5日勤務
| 期間 | 収入 | 計算式 |
| 1週間 | 約40万円 | 8時間×1万円×5日 |
| 1ヶ月 | 約160万円 | 40万円×4週 |
| 年間 | 約1,920万円 | 160万円×12ヶ月 |
勤務医の平均年収1,338万円と比較すると、年間約580万円高い計算になります。
フリーランス医師のメリット
- 高収入:年収1,900万円以上も可能
- 自由な働き方:勤務日や勤務時間を自分で決められる
- 嫌な仕事は断れる:人間関係のストレスが少ない
- 多様な経験:さまざまな医療機関で働ける
フリーランス医師のデメリット
- 仕事と収入が不安定:求人がなければ収入ゼロ
- 資格取得が難しい:専門医資格の更新に必要な症例を集めにくい
- スキルアップのバックアップがない:教育・研修機会が限られる
- 医療事故時のバックアップがない:訴訟リスクを一人で負う
- 自己負担が多い:学会参加費、交通費、技術習得費用などすべて自己負担
- 事務作業が増加:税金・保険料の手続き、確定申告などすべて自分で
- 社会保険が薄い:国民健康保険、国民年金で将来の年金額が少ない
- キャリアが中断:組織でのキャリア形成ができない
フリーランスに向いている医師
すでに専門医資格を取得済み
十分な臨床経験がある
経済的な余裕がある
独立心が強い
リスクを許容できる
フリーランス医師は高収入を得られる可能性がありますが、リスクも大きい働き方です。
📃年収アップを実現した転職事例【S&C実例】
S&Cドクターズキャリアが支援した実際の転職事例をご紹介します。
【事例1】40代後半 男性泌尿器科医「収入倍増」を実現
転職前の状況
- 高校生の子が2人、大学生の子が1人、いずれも医学部を目指している
- 教育費のため収入を確保したい
- 自由診療はイヤ
- 体力には自信がある
希望条件 高収入、保険診療、やりがいのある仕事
S&Cドクターズキャリアの提案 インセンティブの還元が多く、症例も多い訪問診療クリニックを提案
転職の結果
- わずか1年で院長に抜擢
- 3年後にのれん分け(独立支援)
- 年収は2倍以上に増加
医師のコメント 「訪問診療は当初は全く考えていませんでした。ステップアップが見込める求人を紹介していただき本当に感謝しています」
【事例2】60代後半 男性内科医「相談から3週間で新天地へ」
転職前の状況
- 病棟閉鎖によりリストラされてしまった
- 1ヶ月以内に転職先を探して欲しい
- 収入の維持も重要
希望条件 早急な転職、通勤可能な範囲
S&Cドクターズキャリアの提案 通勤圏内の全介護老人保健施設と交渉し、1週間で複数オファーを獲得
転職の結果 相談から3週間後に新天地への転職が決定
医師のコメント 「まさか相談から3週間で決まるとは。夢のようなスピード感でした。職場環境も満足しています」
【事例3】30代半ば 女性循環器内科医「希望の業務内容を時短で実現」
転職前の状況
- 非常勤は収入や立場が不安定
- 時短で育児を両立できる常勤先を見つけて欲しい
- 産業医の仕事も続けたい
希望条件 時短勤務、育児との両立、産業医継続
S&Cドクターズキャリアの提案 健診・外来中心のクリニックの求人をコーディネート。ちょうど産業医を強化したいタイミングで、交渉により時短勤務を実現。
転職の結果
- 時短勤務で常勤として働ける環境
- 産業医の仕事も継続
- 育児との両立が実現
医師のコメント 「希望を全部叶えてくれる、頼れるエージェントです。求人提案もレスポンスもずば抜けています」
【事例4】40代半ば 男性消化器内科医「内視鏡スキルを最高値に評価」
転職前の状況
- 親の介護で当直が難しく、休みも多くなった
- 今の病院に居づらさを感じている
- 得意の内視鏡のスキルを活かし、日勤帯に集中して働いて収入を確保したい
希望条件 当直なし、内視鏡スキルを活かせる、収入維持・増加
S&Cドクターズキャリアの提案 消化器専門のクリニックを提案。他の医師より1割多めの内視鏡検査を業務に組み込むことで、勤務日数が1日減りながら収入増を実現。
転職の結果
- 当直なし
- 週の勤務日数が1日減少
- 年収アップ
医師のコメント 「自分の得意分野を最大限評価いただけるよう交渉してくれた。ありがたい」
これらの事例からわかるように、適切な転職支援により、年収アップと理想の働き方の両立が可能です。
よくある質問(FAQ)
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Q1. 医師の年収は本当に高いのですか?
A. はい、医師は全職業の中でパイロットに次いで2番目に高い平均年収(約1,338万円)です。ただし、診療科、年代、地域、経営母体によって大きく異なります。
Q2. 医師の年収はどのように決まりますか?
A. 主に以下の要素で決まります。
- 経験年数・年齢
- 診療科
- 勤務地(医師不足地域かどうか)
- 経営母体(民間病院、大学病院など)
- 役職の有無
- 勤務時間・当直回数
Q3. 開業医と勤務医、どちらが年収は高いですか?
A. 平均では開業医(約2,763万円)が勤務医(約1,491万円)の約1.9倍です。ただし、開業医は経営リスクや初期投資、退職金なしなどのデメリットもあります。
Q4. 年収を上げるにはどうすればいいですか?
A. 主な方法は以下の通りです。
- 医師不足地域・医療機関に転職
- 民間病院に転職
- アルバイト・定期非常勤で副収入を得る
- 専門医資格を取得する
- 役職を目指す
- 自由診療のクリニックに転職
Q5. アルバイトで年収はどれくらい増やせますか?
A. 週1回半日のアルバイトで年間200~300万円、週1回1日のアルバイトで年間400~500万円ほどの増収が可能です。ただし、勤務先の規則確認と過労に注意が必要です。
Q6. 女性医師の年収が低いのはなぜですか?
A. 主な理由は以下です。
- 年収が低めの診療科を選択する傾向
- 出産・育児で時短勤務を選択するケースが多い
- 役職に就く割合が低い
同条件であれば男女で給与差はないはずです(男女同一賃金の原則)。
Q7. 医師の手取り年収はどれくらいですか?
A. 勤務医の場合、一般的に額面の75~80%程度が手取りとなります。年収1,500万円なら手取り1,125~1,200万円が目安です。
Q8. フリーランス医師は稼げますか?
A. 週5日フルで働けば年収1,900万円以上も可能です。ただし、仕事と収入が不安定、資格取得困難、医療事故時のバックアップなし、などのリスクもあります。
Q9. 転職で年収はどれくらい上がりますか?
A. 転職先によって大きく異なりますが、大学病院から民間病院への転職で200~500万円、医師不足地域への転職で300~600万円の年収アップも可能です。S&Cの事例では年収が2倍になったケースもあります。
Q10. 年収だけで転職先を決めていいですか?
A. いいえ、年収だけでの判断は危険です。年収・やりがい・働き方のバランスが重要です。年収が高いのには理由があり(長時間労働、高いリスクなど)、それに見合った働き方が求められます。
まとめ:年収・やりがい・働き方のバランスを考える
本記事では、医師の年収を厚生労働省の最新統計データをもとに、さまざまな角度から詳しく解説しました。
重要なポイントのまとめ
✓ 医師の平均年収は約1,338万円(全職業中2位)
✓ 年収は診療科、年代、地域、経営母体によって大きく異なる
✓ 40代~60代前半が年収のピーク(男性で1,700万円~1,800万円台)
✓ 脳神経外科、産科・婦人科、外科系は年収が高い傾向
✓ 医師不足地域の方が年収が高い
✓ 民間病院の方が大学病院・国公立病院より年収が高い
✓ 開業医は勤務医の約2倍の年収(ただしリスクも大きい)
✓ 男女間で約410万円の年収差(主に年齢・診療科・働き方の違い)
✓ 手取りは額面の75~80%程度
✓ アルバイトで年間200~500万円の増収が可能
年収だけで判断しない
年収は医師のキャリアを考える上で重要な要素の一つです。
しかし、年収”だけ”で判断するのは危険です。
年収が高いのには理由がある
- 担当患者数の多さ
- 緊急手術やオンコールなど働き方の不規則さ
- 求められる専門性の高さとリスク
- 労働時間の長さ
年収が高いのには理由があり、それに見合った働き方が求められます。
大切なのは、自分の性格、目標、理想の働き方と照らし合わせて、最適な勤務先を選ぶことです。
転職で後悔しないために
転職で後悔しないために重要なのは、年収・やりがい・働き方のバランスです。
この3つのうちどれか1つが大きく欠けていると、後悔する確率が高まります。
S&Cドクターズキャリアができること
各医療機関の表には出ていない詳細な情報提供
年収交渉の代行
働き方の交渉代行
将来のキャリアプランの相談
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